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◇旧大飯・永井さん 聞き取り本
旧大飯町(現・おおい町)元助役の永井學さん(82)から、町内に関西電力大飯原子力発電所を受け入れた経緯を聞き取った書籍「大飯原子力発電所はこうしてできた」(公人社)が出版された。若い労働力の不足で企業誘致もままならず、町が原発との共生を選んだことや、粘り強い交渉で国や関電から地域振興策を引き出した道のりを明かしている。(高橋健太郎)
大飯原発は1、2号機が1979年、3、4号機は91年と93年に運転を開始した。永井さんは、同町企画財政課の課長補佐や課長として受け入れの実務を手がけてきた。「次の世代に事実を伝える必要がある」などとして、今回の聞き取りに応じた。
1、2号機の建設を巡っては、71年から住民の反対運動が激化し、当時の町長の辞職につながった。「一時中止」を唱えて無投票当選した後任の町長は、後に容認にかじを切ったことで批判も浴びた。
モンクレール アウトレット メンズ それに対し、永井さんは「町民に冷静な判断をしてもらう」のが町長の真意で、誘致に否定的ではなかったと解説する。誘致との引き換えとして地域振興策を国に求め、原発の立地自治体などに「電源三法交付金」を支給する制度が74年に実現しモンクレール アウトレットたという。
福島第一原発の事故後、原発絡みの固定資産税や交付金など、地元に落ちる〈原発マネー>への視線が厳しくなった。だが、モンクレール 2015 レディース永井さんは「原発での雇用の大半モンクレール ダウン クリーパリ モンクレール 店舗ニングは町外からの労働者で、周辺自治体も経済的な恩恵を受けている」と強調。「過疎の町が今の姿に至るまでの汗と涙の歴史を、電力消費地の人にも知ってほしい」と訴えている。
四六判442ページで3000円(税別)。県内の主要書店などで販売している。